伊達
スタッフの声
どれだけお客様の心に寄り添えるかという「内面的なこと」が90%ぐらい大事だと実感しています
面接の時に、「うちの店はカウンセリングを大事にしていて、どれだけお客様の本音が聞けるかが大事なんです」と社長から言われた時に、「わかります!」と思いました。
実際、私も、どこの美容室に行っても帰ってきてから自分で切り直していました。どうしても納得いかないのですが、美容師にはとてもじゃないですけど言えなかったです。
社長の言葉から、そんなお客様の気持ちをわかっていると感じて、「この店は良い店かもしれない」と思って入社したのですが、実際入社して働いてみたら、その謎が解けました。だから、やっぱり今でも自分がお客さんだとしたら、こういうお店がいいなと思います。
【もともと他のお店で働いていた】
私は一昔前のカリスマ時代に育ったせいか、以前は「お任せされて一生懸命応えようとする仕事」が当たり前で、今振り返ると、そのときの仕事は自己満足でしかないと思います。
お客様と一緒に考えるのではなく、話を聞いたらあとは自分で考えて、「こういうのがいいですよ」と提案して満足させる(いや、満足したであろう・・・笑)、みたいな感じでした。
今は、私の好みではなく、お客様が本当にやりたいことは何なのかが分かるまですり合わせしていくことが楽しいですし、その感覚が噛み合った時はすごく嬉しいんですよ。
そして、そういう仕事の方が楽だということもすごくよく分かりました。
お客様のやりたいことを探り探り予想しながらやっていくと、結果お客様が思っていたことと違った時に、単なる余計なおせっかいになって不満に繋がるので、頑張ったとしても結局辛いし、楽しくなくなることがあるのです。
一昔前はそういうことが多かったのですが、当時はそれが当たり前だったので、辛いなんてことも気づきませんでした。
今は、お客様も自分でいろんなことを調べられるし、いろんな選択ができる時代なので、今、やりたいことさえ聞ければ、あとはもうやることは単純というか、もう探ったり考えたりする必要はなくなるので、そこから先はすごくシンプルで、お互いに楽で楽しい時間になるのです。
最初は、そういうのを聞いても正直イメージがわかなかったのですが、ずっと聞いて、みんながやってくれていたおかげで「あー、そういうことか」とわかるようになり、今はそれを体感しています。
【将来の不安】
正直、私もお客様に対しても、体力的な不安はありますが(笑) みんなが生き生きと、今のように楽しく働いていれば、この雰囲気が途絶えることはないだろうといった、「大丈夫」という感じがあります。
【同業の美容師へのメッセージ】
お客様を相手に仕事をしていますが、今、このお店でやっていることは、視野が広がりますし、仕事だけではなく、生活にもすごく役に立つことがたくさんあります。
現在念願のマイホームを建築中ですが、自分がお客様となり普段とは逆の立場になった今、改めて感じる事が多くあります。
毎週休みの度、担当者と打ち合わせをしてるんですが、正直不安な事ばかりです。
自分の思い描く家のイメージはちゃんと伝わっているのかな、この図面はどんな意図でこうなってるんだろう、担当者の思い込みや好みは入ってないかな、予算は間に合うのかな…などです。
そんな時ふと、自分のサロンワークに置いても、お客様ってこんな気持ちなんだな~と思うと、改めてこのお店で学んできた「聞く事」「確認すること」「寄り添うこと」が大切だと実感します。
事実の確認作業をしていくと、誰とも揉めなくて済むんですね。
仕事がプライベートに活かされ、プライベートも仕事に活かされている事を実感する日々です。